縁起  寺内案内  行事

本堂(虚空蔵菩薩)

阿波藩主蜂須賀公の命により嘉永五年(1852)に建立されたものであります。 本尊は虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)弘法大師の御作で、毎年1月12日の初会式に開帳。 福(幸福)徳(人徳、財力)知恵(学力向上)を大空のごとく無限に授ける仏様で、丑年・寅年生まれの守り本尊であります。

大師堂(弘法大師)

高野山奥の院を模倣し拝殿、奥殿方式で配立されております。奥殿には宗祖弘法大師像が安置され、拝殿には大師の十弟子が壁に描かれております。また、拝殿の彫刻は四国八十八ヵ所中最も繊細な描写で中国の神話、民話が刻まれております。開帳は旧3月21日です。

本坊(持仏堂)

明治二十七年(1894)の火災により焼失し、再建されて現在に至っております。寺務を執り、寺中が生活する所であります。 また、正面大廊下天井には四条派の画家竹村松嶺(たけむらしょうれい)による「龍」が描かれております。 求聞持堂 「虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)」を修行する道場で、弘法大師が修行なされた聖跡として真言密教の原初的な意味を持つ重要な建造物であります。この修法とは虚空蔵菩薩の御真言を1日1万回、100日間唱え続けることにより超人的な記憶力が身に付くといわれています。

仁王門(仁王像)

太龍寺の表玄関にふさわしく重厚な造りと巨大な仁王像に圧倒されます。仁王像は鎌倉時代の作で徳島県下では最大最古といわれております。写実的な描写は運慶・快慶の技法を充分に含み伝えております。仁王門は現存する太龍寺の建造物では最も古く、多くの参拝者を出迎えつづけて現在に至っております。

龍天井

本堂と六角経蔵の間に位置する持仏堂の天井に描かれた龍画。竹村松嶺画。

多宝塔

法界虚空蔵、金剛虚空蔵、宝光虚空蔵、蓮華虚空蔵、業用虚空蔵と五尊で一組の五大虚空蔵が奉安されております。功徳は息災増益、すなわち災いを除き寿福を授ける尊像ですが、特に天変地異の安穏を祈り、60年に1度巡る辛酉(かのととり)年の除災に祈願されます。この多宝塔も文久元年(1861)辛酉年に建立されています。

六角経蔵

仏教のすべての経典、つまり一切経を収蔵する施設のことでこの経蔵には版木印刷の一切経が収められています。以前の一切経は三代将軍徳川家光公の寄進によるものでありましたが焼失し、現在の一切経および経蔵は安政三年(1856)に収蔵されたものであります。

護摩堂(不動明王)

明治二十七年(1894)の大火災により焼失し、再建され現在に至っております。本尊は不動明王で、興教大師の御作であります。厳しい表現は、名匠の作である事を物語っており、その手に執る双刃の剣はこの時代の特徴を良く現しております。 弘法大師御入山以降、護摩の火を守り毎日護摩供を修法し「太龍寺の日護摩」として、古来より信仰を集め全国各地より毎日祈願を受け付け善男善女の諸願を成就しております。